乾燥収縮

物が乾燥して収縮することを乾燥収縮といます。
建築構造の材料であるコンクリートはこの乾燥収縮に注意する必要があります。
コンクリートは硬化させるために水の働きが必要です。
しかし、硬化する過程を経て不要になった水分は大気へ逃げます。
元々はコンクリートを打設した際には水分があったため、コンクリートはその無くなった水分が入っていた隙間を埋めようとして縮小します。
そしてその収縮率によりコンクリートにひび割れが生じてしまいます。
このようなひび割れを防止する方法は下記の通り。

1.水分の少ないコンクリートを使う
2.柱・梁などで壁やスラブを拘束する面を小さくする
3.水分の蒸発を防止するためにコンクリート打設後に表面を散水養生したり、蒸発防止剤を散布する
4.ひび割れ誘発目地を設けてひび割れをそこに集中させる

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